keepalivedがnopreemptモードでは正しく動かない
keepalivedというVRRPを実装したオープンソースモジュールがあります。Linux上で動きます。
VRRPには、preemptモードとnopreemptモードがあるのですが、keepalivedではnopreemptモードが正しく動きません。FAULT状態のマシンが障害から回復したとき、そのマシンのpriorityが他のマシンより高いとMaster状態になってしまうのです(本当はBackup状態になるべき)。
クラスタコンピューティング社のKiyoshi Takahashiさんがこれを指摘してパッチを公開しています。keepalivedの次のバージョン(1.1.16)ではこれが反映されるでしょうが、今はkeepalivedをコンパイルする際に上記パッチを適用する必要があります。