dhclientとリースファイル
「dhclient -l lease_file」でリースファイルの出力先を指定できます。
(デフォルトは/var/lib/dhclientディレクトリにdhclient-eth0.leasesというファイル名で記録されます)←eth0のところにインタフェース名が入ります。
以前、CentOS 5.1でサーバを立てたとき、OSを起動して何もさせない状態にしていても、ディスクアクセスが発生していました。原因の一つがdhclientでした。
dhclientはDHCPクライアントプロセスです。IPアドレスがDHCPサーバからリースされると、そのリース情報をリースファイルに記録します。これはもし後にDHCPサーバからIPアドレスをもらえなかったことがあったときに、dhclientがこのリースファイルを見て前回リースされたIPアドレスで通信できないかトライするときに使います。
このリースファイルが不要なことが多いので、ディスクアクセスを減らしたいなら、/etc/sysconfig/dhclientファイルを編集して、dhclientが「dhclient -l /dev/null」で起動するようにすれば良いです。
ちなみに僕のときは「リースファイルを見る必要があるが、リースファイルが更新されるたびにディスクアクセスが発生するのはイヤだ」というワガママな要求があったので、/var/lib/dhclientディレクトリをramdisk化しました。
※ramdiskとは、メモリの空きをファイルシステムとして扱う技術。このファイルシステムへ読み書きしてもディスクアクセスは発生しない。