ソフトウェアエンジニア現役続行

雑多なことを綴ります

世界の女性の現状とマイクロファイナンスの可能性

昨日、世界の女性の現状とマイクロファイナンスの可能性というイベントに参加してきました。

マイクロファイナンスとは、貧困者向けの「小口(マイクロ)金融(ファイナンス)の総称です。貧困緩和と事業収益の両方を追求していることが特徴です。

物乞いにお金や食べ物を恵むと、一時的にその人は飢えから解放されますが、しばらくすると飢えて物乞いを続けます。それに対してマイクロファイナンスでは貧困者にお金を与えるのではなく融資します。融資を受けた人はそのお金で商売などをしてお金を儲けて、借金を返済します。融資を受けた人はそのときのお金を儲ける方法を続けることで、物乞いの生活から脱することが出来ます。詳しく知りたい人はネットでぜひ検索してみてください。

マイクロファイナンスNPO機関の一つにKivaがあります。Kivaは、融資を希望している人を検索して、自分で選んで融資します。融資したお金が返ってきたら、また別の人に融資をします。なお、貸し手(ボクたち)への返済金に利子はつきません。一回きりで相手の顔も見えない「寄付」ではなく、顔の見える「投資」により持続的に小規模事業主たちを支え、自分の出した資金がどのように使われ、返済されるかが見えるところが最大の特徴です。

融資先は主に女性とのこと。主な理由の一つは、女性のほうが返済率が高いからです。女性の方がお腹を痛めて産んだ子どもたちを養おうという気持ちが強いとか、家計簿などでお金の管理が得意なのは女性の方が多いとか、男性は酒やタバコなどの娯楽に走りやすいからだとか、色々な説があるようです。

主な理由のもう一つは、途上国では未だに男尊女卑のところが多く、女性のほうがツラい境遇に遭うことが多いからです。途上国では女の子が生まれることがあまり喜ばれないそうです。男のほうが力があって、働き手として使えるから。だから貧しくてお金のない家に女の子が生まれると、その子は出稼ぎに出されます。そして国によってはその多くが売春婦になってしまうそうです。10歳前後の女の子がよく分からないまま売春をさせられる事実を知って、とても衝撃を受けました。

このようなことを今まで全く知らなかったわけではないはずですが、とても驚き、衝撃を受けました。今までこの事実を直視しようして来なかったからかも。知った以上、ボクも何かをすべきだと思い、とりあえず周りの人にも知ってもらいたいと思い、とりあえず日記に書いてみました。ボクの貧弱な表現力でどこまで伝えられたか分かりませんが・・・。

Kivaでは、みんなが小口融資を行う”銀行家”として途上国の人たちに投資ができます。それによって融資を受けた人たちが堂々と子どもたちを育て、学校に通わせられるチャンスを提供できます。融資額は25米ドル(約2,300円)から。興味のある人はぜひやってみてください!<Kiva Japan> 今僕らにできる社会貢献

また、融資を受ける人たちの紹介文は英語です。日本語に翻訳するボランティアも募集しています。<Kiva Japan> 翻訳者 登録ページ

とりあえず1件、翻訳してみました。翻訳は初めて。間違いがあれば指摘してください。月に1件くらいののんびりペースで良いから、長く続けていきたいと思っています。http://kivajapan.jp/entrepreneurs/?k_guid=201274