Fedora14にMozcをインストール
FedoraにデフォルトでインストールされているAnthyというIMEはあまり優秀ではありません。特に長い文字を変換しようとするとうまく行かないようです。
例:
ゆいがどくそん → 湯意が独尊
すみとみしんたくぎんこう → 隅とも信託銀行
しゅかいせん → 首魁せん
そこでIMEとしてMozcを使ってみることにしました。MozcとはGoogle日本語入力のオープンソース版です。Anthyよりはずっと賢くて満足しています。しかし残念な事にGoogleが収集した大規模語彙データは入ってません。
インストール方法
インストール方法は簡単です。Fedoraでもパッケージが提供されるようになったので、yumでインストールすることができます。パッケージ名はibus-mozcです。
[root@fedora ~]# yum install ibus-mozc
あとは「メニュー」→「設定」→「入力メソッド」をクリックまたは「ibus-setup」コマンドをたたいて「入力メソッド設定ツールを起動させて「入力メソッドの個人設定」をクリックします。
そして「インプットメソッド」タブの「インプットメソッドの選択」から「日本語」→「Mozc」を選択して「追加」をクリックすればOKです。
これでインプットメソッドでMozcを選択できるようになります。
※最初は、MozcをGoogle CodeのLinuxBuildInstructionsを見ながらインストールしようと思ったんですが、
Currently, we only support Ubuntu 9.10 and 10.04 for building Mozc. We plan to add support for other platforms.
と書かれており、apt-getをyumに置き換えて試したものの、途中でビルドエラーが出て、原因を調査するも途中で挫折しました。